聖地巡礼(2)

出屋敷駅からバスに乗り、七松二丁目で下りる。いよいよ聖地巡礼の本丸、七松八幡神社に参拝である。住宅街を5~6分も歩くと神社である。同行の春日さんは以前に巡礼されたとき、宮司さんとすっかり意気投合して3~4時間ほども過ごしたのだとか。忍たま関連の知識もハンパないそうなので、はっきり言ってついて行けないだろうなと思いつつ境内に足を踏み入れる。

 

小さな神社である。実は今回の聖地巡礼の前に、何人か先達の記事を拝読したが、七松神社に行けば、たいてい同好の向きが集っているということだったのだが、行って見ると実に閑散としている。宮司さんも外出されているのか、拝殿の扉が閉まっている。ともあれ、まずは参拝してから、奉納されている絵馬をじっくりと拝見する。なるほど、いろいろ漲っている絵馬たちが満ち溢れている。というか、皆さんこの絵馬を奉納するとき、その場で描いているのだろうか、それとも、一度持ち帰ってきちんと描いてから奉納しているのだろうか? と考えてしまうほどの力作ぞろいである。

富松城の守りは任せた!
富松城の守りは任せた!

JR立花駅に出る。徒歩10分弱といったところである。道に迷いさえしなければそれほどの距離でもない。もっとも最近は、駅前にタワー型マンションがそびえていることが多いから、駅に向かうにはランドマークになって迷うことも少なくなりそうである。

 

駅前で「立花」なるラーメン屋で昼食。尼子事務所発見以来、すっかり気が高ぶっていたが、時刻は1時半くらいである。後半戦に備えるべくがっつり食おうとラーメンライスをオーダー。これがまたけっこうな量であった。考えてみれば炭水化物+炭水化物だから、腹回りの膨張に直結する最悪の組み合わせである。

 

立花駅から阪急武庫之荘駅へ向かう。このエリアでのお目当ては作兵衛である…が、駅から少々ある。が、作兵衛方面へのバスは40分後…というわけで、しんべヱ並に膨張した腹を抱えながら歩くことにした。15分ほど歩いたところで富松城址に到着。ここは中世のお城(というか、規模的には砦といったところか)の跡で、道路から堀らしいくぼみの向こうに土塁らしきこんもりと盛り上がった小山があって、木々にうっそうと覆われている。

 

さて、城址を囲む柵に、小さな看板を発見。「みんなの力を合わせ、富松城を守ろう!! 3-ろ 富松用具委員」…作兵衛がみんなに呼びかけている! なんてけなげでいい子なんだろう! 今はまだこの城跡みたいにちっこい忍たまだけど、必ずビッグな大人に君ならなれるよ…! なんぞと茶屋が訳分からん妄想をたぎらせている間に、春日さんが看板についていたQRコードを読み取る。それは、学園長からのメッセージだった(内容は写真につけたタイトルの通り)。この看板を設置した人がどれだけ忍たまに通じているか分からないが、かなりしゃれっ気のある人だということはよく分かった。

 

帰りは、うまくバスが来たので、駅まで歩かずに戻ることができた。さて、お次は阪急電車で園田村へ向かう。

 

 

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