人格を捨てる覚悟はあるか

なぜなら、あなたの師匠は容易に人格を捨て、鯉にもネズミにもなれる御方なのだよ、小松田優作君。

 

というわけで、偉大な剣豪を優作氏の師匠に推薦した金吾は、なかなかの策士らしい。本当に強い剣豪になって弟が小松田屋を継いだら、その日が小松田屋の終焉という前提で一年の忍たまたちが話を進めてしまうあたり、ホントにこの子たちは10歳なのだろうかという疑問を禁じ得ない。あるいは、10歳を何十年もやってるといろいろ知恵がつく、ということなのかもしれないがw

 

小松田兄弟が並んでいる図をじっくり見るのは、実は初めてかもしれない。こうやって並べてみると、二人の違いは眉と髷だということがよく分かった。お兄ちゃんは三角眉なんだね。庄ちゃんや金吾みたいできりっとした三角眉、けっこう好きである。

 

優作兄ちゃんの弟溺愛ぶりは、ひょっとして庄ちゃんと通じるものがあるのかもしれない。ただ、小松田家の場合は弟の実態を相当程度把握していながらの溺愛ぶりがもはやボケの境地に達しているところが、黒木家との違いなのだろう。

でも、あの顔アンド声で「兄ちゃ~ん」なんて言われた日には、優作氏でなくても溺愛しちゃうけどね。どうも秀作君には保護本能を刺激する何かがあるに違いない。

ネズミの着ぐるみを着たまま「もちろんさ!」と笑顔になる優作氏に、ちょっと魂を抜かれた気がした。優作兄ちゃんはかっこいいしっかりものキャラだったはずではなかったのか。そんなにカワイイって、ありか?

 

EDには相変わらずダブルキャストの場合一人しか表示されないけど、小松田兄弟を独りで演じきった声優さん、乙である。

 

【今日のひとこと】

”これで扇子屋さんもおしまいだと思うと…”

(きり丸)