追試と補習の定期券

ひさびさに時代錯誤ギャグを堪能した。

 

追試と補習の定期券、定期試験経由とか、継続とか、一枚の定期にいろいろ仕込んであるものである。それにしても、自動改札機と忍たまの図にあそこまで違和感を感じないのはいったいどういうことだ。それも、山口晃氏描くところの時代ごちゃごちゃ大和絵とは違う、突き抜けたギャグなのだ。思えば、ギャグと女装と時代錯誤は、忍たまの三大構成要素なのかもしれない。

 

昨日からのシリーズは、これもまた映画のルーツとなるお話なのだろうが、こうやって見ると映画はずいぶんソフィスティケイテッドな印象がある。カッコよく活躍する上級生と、一年は組の友情を優先したのだろう。14期のアニメはもはや作画もノリもギャグ一直線で、新鮮ですらある。最近の忍たまアニメで、ここまですがすがしいまでに疾走するギャグ路線はお目にかかった記憶がない。

 

先輩を呼び捨てにしちゃうあたりもずいぶん新鮮だが、登場する先輩は滝夜叉丸といい左門といい、路線に現在といささかの揺るぎもないところが、これまた奇跡的である。