保護本能は不運を克服しうるか

留三郎にとって、後輩と伊作は保護本能の発動対象に違いない。伊作のことがなかったら、きり丸たちが薬草を山のように担いでいても、なにも考えなかったであろう。伊作の不運につながる事象は、どのような微かなものであれ留三郎センサーに反応せずにはいられないのだ。人はこれを、 保護本能とよぶ。

 

新事実発覚! 伊作もバイトの達人だった! しかも工作系!

しかし思うのだが、委員会の予算とは、つまりは学園運営予算であり、それが足りないので委員会のメンバーが自力で調達とは、あまりに投げっぱなしというか、アメリカのティーパーティーもびっくりな夜警国家的財政運営である。

 

留三郎「俺が手伝ってやる」

 

よっ! そのひとことに男を見た。

 

なお、留三郎は、①伊作は不運→②伊作と同室の自分にも不運が移る→③伊作が不運にならないようにすれば自分の不運も避けられる、という彼なりの三段論法を構築しているが、③の段階に憶測ないし願望が紛れ込んだゆえに論理が破綻していることは、今日のお話しを見れば明らかである。従って、正しい三段論法の組みかたは次のようであるべきであろう。①伊作は不運→②伊作と同室の自分にも不運が移る→③伊作の(不運を含む)全てをその力強い腕で受け止める! …うむ。これが正しい論理構築である。

 

ま、伊作の不運の前に必死に立ちはだかろうとする留三郎の健気な姿に、萌え萌えしてしまうんだけどねwww

そして、いつか気づくのだろう。「運命は変えられる」なんてなんかの歌でいってるのはウソであって、変えようもない運命があるということを。(遅すぎるという説もあるがw)

 

さて、そんな同室の友の悪戦苦闘について、伊作はまったく無自覚である。だから、風邪で寝込んだ自室で、バイトに勤しむ伊作と、同室者に風邪をうつさないよう一緒に寝込んでいる乱太郎に囲まれて叫ばずにいられないのだ。

 

【今日のひとこと】

”俺はいいのかよっ!!!”

(食満留三郎)

 

 

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コメント: 2
  • #1

    greenkitten (土曜日, 10 9月 2011 19:48)

    この放送はサイコーでしたよーー!

    伊作がバイトするとことか初めて見ましたね~~
    工作系でしたが、伊作は結構接客業・・・
    なにかものを売ったりする仕事も得意そうだな、と。
    人当たりがいいから。

    (きり丸のように合戦場で何か売るバイトすると、
    商売そっちのけで手当てに当たるんでダメでしょうけどね。)


    ****

    “俺はいいのかよっ!!!”
    このセリフの時に、
    少し感じは違うのですが、

    伊作のテスト の
    >「俺とはずいぶん扱いが違うなと思ったからさ」

    が、なんとなく、脳内でかぶったのか、
    頭をよぎりました。


    自分のブログに書いた文章そのままなんですけど、
    ただ「同室だから」
    それだけしか言わなかったけど、
    6はの絆っていいなって思ったおはなしでした♪

  • #2

    3chaya (日曜日, 11 9月 2011 01:28)

    >伊作のテスト の
    >>「俺とはずいぶん扱いが違うなと思ったからさ」

    >が、なんとなく、脳内でかぶったのか、
    >頭をよぎりました。

    はっ!!
    私と同じことを考えられた方がここにも!
    いやぁ、公式にこのニュアンスが採用される日が来るとはおもわなんだ。もうそれだけで、私はお花畑の真っ只中へダイヴしちゃいまっす!(←危www)

    同室の絆っていうのは、本人たちが思っている以上に強い結びつきをもたらしているのかな、と思いました。きっと卒業しても、同室だった友人とは、心柔らかな少年時代を共に過ごした同士として、切るに切れないつながりを感じずにはいられないんでしょうね…うぉぉ、考えるだけで萌え滾ってきた!!!