若旦那と若太夫に惚れ直すの段

もはや今日の主役は若旦那と若太夫で決まりではあるまいか。

 

それにしてもだ。ここまで原作準拠でハラハラさせられたことがあっただろうか。次の台詞まで分かっていて、それでもここまで息を呑んで次の展開を見守るということがかつてあっただろうか(いやない←古典の反語の説明みたいw)

 

もう、10キロ算盤投げつけてからちゃぽんと沈むまでの若旦那も、照星さんに会って顔から出るもの全て出て、火縄を命中させてから顔から出るもの全て出している若太夫も、ドす部下の足にしがみついて最後まで頑張る乱太郎も、みんなみんなかわいすぎて茶屋は最後にはカタルシスに至ったよ。

 

そして最後は、このひとことに収斂されるのだ ↓

 

【今日のひとこと】

"さ、乱太郎はおれにかまわず、先に進むんだ”

(加藤団蔵)