伝染性

恥ずかしがりというのは、伝染するものらしい。

 

タイトルを見た段階で、らっきょ→大木先生、恥ずかしがり→松千代先生、と想像はついたのだが、その後の展開は想像を絶するものだった。てか、松千代先生お手植えのらっきょが恥ずかしがって芽を出さないという大木先生の推測も、それが事実であることも、「それじゃ仕方ないわね」とあっさり納得する食堂のおばちゃんも、なにかが根本的に間違っているるるる。

 

だがしかし、忍術学園は、優秀な教師陣を持ったものである。斜堂先生が忍者の鑑であり、松千代先生は忍者界の芸術家なのだ。

 

それにしても、競争ルールは作ったもの勝ちということを、しんべヱは教えてくれた。オリンピックのルールから銀行の自己資本比率に至るまで、欧米に好きなようにルールを作られて、それに従わせられていることがよく見られるが、何で競うかというゲームの根幹を好きに決められては、勝負はあったも同然である。松千代先生がいくら優秀な忍者とはいっても、まんじゅう早食いと、鼻水飛ばしと、にらめっこで勝負となれば、どちらが勝つかは自明である。(いや、にらめっこは松千代先生にも勝機があるのではないかという気もするのだが)

 

福冨屋さんは、やはり人を見る目がある人なんですな。家が蔀戸になっているところに、背景にこめた時代考証パネエと思ったりもするのだが、蔀戸に障子紙はってあるのがちとビミョーだったりする。