手裏剣がない!の段(或いは愛ですよ愛!の段)

なんかリアルすぎて身につまされた回だった。高校に経営ヒアリングしたときのことを思い出す。授業料を待ってもらえませんか、と山田先生に打ち明けるきり丸が切なく見えた。

 

経済的事情により授業料を払えない、学校徴収金が払えない、そんな実例をいやというほど耳にしたし、資料でも目にした。だから、きり丸が明るければ明るいほど、コミカルであればあるほど、心が重くなるのだ。

 

疑心暗鬼にかられて苦しむ吉野先生にもおもわず「分かるわかる」と肯いてしまったが、無条件にきり丸を信じる土井先生に、脳内でなにか弾けた。「きり丸のどケチには愛がある」って、土井先生、あなたこそ愛が満ち溢れていますよ。だだ漏れですよ。「きり丸に失礼です」と言ったときの低い声はマジでしたでしょう?